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おいしいトウモロコシの育て方

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◆トウモロコシについて
トウモロコシは南米原産のイネ科一年草。耐暑性は高いが、寒さに弱い。連作障害が出にくく、荒れ地でも比較的よく育つ。吸肥力が強く、土壌の過剰養分を吸い取り、リセットしてくれるためクリーニングクロップとも呼ばれる。

◆一般的な種まきの時期
4~6月

※栽培適温 25~30度
※夏に種まきを始める抑制栽培もある。

◆土作り
トウモロコシは多肥を好むので、種をまく前に(2週間~1ヶ月前)、堆肥や有機肥料(発酵油粕や鶏糞など)をすき込んでおく。微酸性の土壌を好むので状態に応じて苦土石灰などでペーハー調整を行う(PH6.0~6.5)。甘く育てるにはリン酸成分の多い肥料を使うと良い。

・堆肥や肥料の目安
堆肥…2kg/㎡
有機肥料…100g/㎡
苦土石灰…100g/㎡

◆畝作り
二条植えにすると受粉しやすくなるので幅広の畝にすると良い。
畝幅80cm以上、条間30~40cm、株間30~40cm

◆種まき
直まきで育てる場合は、種をまく場所にくぼみを作り、1箇所3~4粒の種をまく。
種をまく際はヘソの部分(タネは三角形になっており、その頂点部分)から根が出るので、ここを下にして蒔くと良い。種まきの深さは4~5cmくらいが良い。

◆間引き
発芽した苗の中から生育の良いモノを選び残すようにする。間引きのタイミングは、本葉2枚の時に2本残し、最終的には本葉4枚の時に1本にする。ある程度生育した状態で苗を引っこ抜くと多の苗の根が傷つく可能性があるので、間引きはハサミなどで切り取ってしまうようにすると良い。

◆土寄せ
株の成長にあわせて随時土寄せを行う。生育中期頃からはトウモロコシの根元には太い根が何本も出てくるが、この根を覆うように土寄せを行うと新たな根が出てくるため、根張りが良くなり、風などで倒伏しにくくなる。成長も良くなるのでなるべく行った方がよい。

◆追肥のタイミング
2回の間引きを行う際に、あわせて追肥を行うとよい。間引き後は、雄穂が出始めた時と雌穂のヒゲが出はじめた時にも行う。その後は、実の肥大が始まるため、生育状況を見ながら追肥を行う。土地が良く肥え、元肥が十分な場合は追肥をしなくても良く育つ場合もあるが、トウモロコシは追肥するほど良く育つという農家も多い。

◆収穫
収穫のタイミングは雌穂が茶色になった時。期間的には、受粉から2~3週間経過した頃あいとなる。皮をすこしめくって中を確認し、実の付き具合が十分なら根元からもぎ取れば良い。

◆栽培のポイント
・高温を好む植物なので4月頃に育てる場合はマルチングをして地温を高く保つと初期の育ちがよくなる。土寄せや追肥を行う際に邪魔になるからという理由でマルチをハズしてしまう場合もあるが、作業スペースを十分確保できる広さであればマルチをしたままでも問題いない。

・トウモロコシは風媒花。雌雄異花なので、同じ株に雄花と雌花ができるのだが、雌花は同じ株の花粉を受け入れないため、たくさんのトウモロコシを近づけて育てた方が受粉しやすくなる。受粉しない実が多くなると歯抜け状態(雌穂不稔)になる。

・他品種と交配すると味などが変わってしまう可能性があるので(キセニア現象)、他品種の花粉と交雑しないよう、栽培する場所を考慮する必要がある。

・トウモロコシの根元から出てくる脇芽はかきとらず、残しておく方が光合成量が増えるので良い。

・栽培本数が少ない場合は受粉不良の可能性もあるので、人工授粉すると良い。やり方は雄穂を切り取り、雌穂のヒゲに花粉を振りかけるのが確実。切り取らずに株を揺すってやるのも良いが、トウモロコシで最も被害の多い害虫”アワノメイガ”は雄穂が出る頃に被害が最も増加するので、人工受粉の際に切り取ってしまう農家が多い。

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